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クレオパトラも白髪が気になり染めていた?

白髪が気になるのはいつの時代にも共通することらしく、太古の時代から人は白髪を染めてきていたようです。紀元前3000年頃のエジプト時代にはすでに髪を染める技術があり、当時は植物や動物、鉱物などを使っていたということです。

 

代表的な染料は植物である「ヘナ」ですが、これは今も使い続けられているもので日本国内でも髪に優しい天然の髪染めということで愛用者も多いようです。

 

エジプト以外でも中世から近世のヨーロッパ、原産地の北アフリカやインドでもずっと使い続けられています。古代エジプトといえば思い出すのはクレオパトラですが、彼女もヘナを使い白髪を染めていたとのことで、今と変わらず白髪は美を損ねる厄介な存在だったのでしょう。

 

日本でも手間と時間をかけて白髪を染めていた

 

日本でも白髪を染めることは普通に行われてきました。明治中期頃までの白髪染めは、植物性のタンニンと鉄を合わせた「おはぐろ式」の染料が用いられました。タンニンと鉄の化学反応で黒い染料ができるのですが、髪に色が付くまでに10時間も要したため当時の人は大変な思いをしたことでしょう。

 

そのおはぐろ式染料ができる前は、なんと墨を使って白髪を染めていたという記録があります。武士が戦場で敵方に老いたことを悟られないよう、白髪を黒々と見せようとしたのではないかと言われています。

 

明治末期になるとヨーロッパで開発された酸化染料で作られたヘアカラーが紹介され、日本でも商品化されました。染まるまでの時間が2〜3時間と、おはぐろ式染料よりも大幅に時間短縮されたのです。

 

手軽な酸化染料だけどトラブルもいろいろと

 

大正期に入ると、過酸化水素を酸化剤として使うヘアカラーが開発され、染まるまでの時間は20分〜30分とさらに短縮されました。これは現在出回っている白髪染めの原型となっています。

 

黒髪を染めて茶髪にするオシャレ染めが一般的になってからは、白髪染めもどんどん進化しバリエーション豊かになってきています。ただし、酸化染料を用いた白髪染めはアレルギー体質や敏感な体質の人には刺激が強すぎてトラブルが起こる事も少なくありません。

 

最近では酸化染料を使用しない白髪染めが増えてきており、髪にも頭皮にも優しくしかも手軽に染めることができる、天然成分配合の製品が出回るようになりました。白髪染めも自分にあったものを選べる時代になったということでしょう。